『Font Combiner』は異なる複数のフォントから任意のグリフだけを抜粋して集め、新たなオリジナルのフォントとして結合/作成してくれるジェネレーター。
作成されたフォントファイルはそのままダウンロードできWebフォントとしても利用することができます。
作成画面は上下2画面構成で上がソースとなるグリフ、そして下が作成するターゲットのグリフが並びます
ソースにするフォントはカテゴリー別に多くのフリーフォントが用意されているので、それから選択するかあるいは自分の所有するフォントをアップロードしてソースとすることもできます。
各グリフはダブルクリックでプレビューでき、これらのソースグリフの中から目的のものを下のターゲットに配置していくのが基本的な作業となります。
配置はドラッグ&ドロップによる手作業で行なうほか、「ASCII」や「Latin-1」など同じ文字コード同士でまとめて行なったり「Range」でフォーム入力した文字列を対象にしたりということが可能です。
このような作業を繰り返したらフォントの名前を付けて「Save」をクリックします。
(アカウントを作成してログイン上で行なえば作成内容を保存しておくこともできます)
必要に応じカーニングやヒンティングの設定を行ない、最後に「Generate」をクリックするとフォントが生成され、このフォントを使用した実際のプレビューや入力フォーム上でのテストが行えるようになります。
作成したフォントファイルはローカルマシン用のTTFとWeb用のWOFFの2つのフォーマットでダウンロード可能です。
よく使うグリフだけを一つにまとめたフォントを作成したり、あるいは使うグリフだけにしてファイルサイズを抑えたりといろいろな活用が考えられるツールだと思います。
最後に、オリジナルのフォント作成には使用するソースフォントを改変することに該当するので、作成したものを公開/再配布する場合にはソースフォントのライセンスに注意が必要です。
ちなみにここでデフォルトに用意されているフォントはGoogle Web Fontsからのもので、その多くはOFLが適用されているものであり、販売目的以外での改変/再配布が許可されています。
(各フォントは「Info」ボタンでライセンスを確認できます)