昨年のGoogleリーダー亡き後、雨後の筍のように続々と現れた新興のRSSリーダーの数々。
従来のRSSリーダーのスタイルを捨てシンプル路線に走る多くの競合を尻目に、王道のRSSリーダーらしい造りにこだわり古参の支持を集める『Inoreader』はポストGR時代にFeedly以外で成功した数少ないRSSリーダーの一つだと思います。
そんなInoreaderにこの度新機能としてTwitterのタイムラインを購読できる機能が追加されました。
左上の購読アイテムの追加ボタンからTwitterのURLを直接指定します。
初回時のみTwitterへの認証を行なってアカウント接続をすれば、指定したタイムラインの購読が可能です。
また、直接URL指定で追加する以外にも検索ワードを指定し[Twitter]タブを選択すると、Twitterで検索されたアカウント名やツイートが表示されるので、そこから選ぶことも可能で、特定のアカウントだけではなく検索ワードのタイムライン自体も購読することができます。
さて、このTwitterフィードはプランによって購読できる数が決まっており、無料のベーシックプランで購読できるのは一つだけということですが、これにはちょっとした裏技があります。
これは以前、このブログで取り上げたTwitterフィードの記事でも言及しましたが、Twitter検索から特定のアカウントだけを呼び出し、さらにそれを複数のアカウントに適用するということです。
具体的には以下の例のように「from:」演算子で特定アカウントだけをフィルタリングして、さらにそれを「OR」で繋げて複数化すれば、複数アカウントのタイムラインを一つにまとめることができます。
from:asahi OR from:nikkei OR from:nhk_news
Inoreaderの検索にはTwitter検索と同じものが実装されているようなので上のようなハックが通用するため、複数アカウントのタイムラインでも一つにまとめてしまえば一つの購読で済むわけです。
さらに下のように検索語句を追加すれば、指定アカウント内でツイート検索したり...
from:asahi OR from:nikkei サッカー
下のような以前紹介したハックを活用したオーディエンスの反応度の高さでフィルターをかけたり...
from:asahi OR from:nikkei min_retweets:50
と、高度なTwitter検索を活用すれば別途フィルター不要でいろいろと自由なフィルタリングが可能なので、Inoreaderユーザーの方は知っていると便利かと思います。
最後に、Inoreaderのユーザーでない方や今回追加されたTwitterフィードでは満足行かない方には、高機能で汎用性の高いこちらのTwitterフィードも公開しているので、興味のある方はそちらもチェックしてみて下さい。