2013 . 04 . 18

トラッキングを遮断してセキュアで高速なブラウジングを実現する『Disconnect』

Googleをはじめ大手ソーシャルサイトが行なっている個人情報の収集と、それに伴うプライバシー侵害の問題が取りだたされる中で公開されている『Disconnect』は、これらユーザー情報への過剰なトラッキング行為を遮断することにより、セキュアかつスピーディーなブラウジングを実現することを目的としたブラウザ拡張です。


提供される拡張はFirefox、Chrome、Safariに対応したもので、以前から『Google Disconnect』や『Facebook Disconnect』などサイト単位で単体の拡張が公開されていましたが、今回のこちらはその総合版といったところです。


使い方は基本的に拡張をインストールするだけ。この状態でサイトにアクセスするとブロックされた通信数が表示され、アイコンをクリックするとその詳細が開くようになっています。

一番上にはFacebook、Google、Twitterの各サイトに送られるトラッキングデータなどの遮断数が、その下には一般サイトの広告やアクセス解析、他のソーシャルへの通信などブロック済みのものがカウント表示されていきます。

これらはクリックすることでブロックの有効/無効が簡単に切り替えられ、そのサイトはブロック対象にしないのであれば「Whitelist site」をクリックするだけです。

また、秀逸なのが「Visualize page」で、各データ通信がどのような関係で繋がっているかと言うことをビジュアル化してくれる優れもので、ここから個別にブロックの解除をしたりすることもできます。

こちらのサービスのもう一つの売りは通信のブロックによって、全体のトラフィック量を抑えることにでページ表示の高速化を図るというものですが、ここでもどれだけ節約が実現できたかということがビジュアルで見えるようになっているのが特徴的です。

“望まない通信の遮断”という意味ではAdBlockなどと共通する拡張ですが、AdBlockが広告のブロックを目的にしているのに対し、Disconnectはソーシャルサイトへの不要なデータ送信を目的としている点で似て非なるものです。

また、このような拡張の中では珍しくビジュアルに優れたユーザーフレンドリーなUIが特徴となっており、プライバシーが気になるユーザーはチェックしてみてはいかがでしょうか。

Disconnect 2: Faster, more private, more secure browsing - YouTube

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Disconnect