『Hola』はHuluやPandoraなど特定の国での限定的なサービスをどの国からでも利用できるようにしてしまうサービス。
使い方はFirefoxとChrome用に提供されている拡張をインストールするだけです。
こちらが対応しているサイトは次のとおり。
(今後さらに追加されていく予定とのこと)
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こちらのサービス、仕組みとしては以前紹介した『Media Hint』と同様、Huluなど対応サイトにアクセスする時だけ自前のプロキシサーバーを通すというもので、拡張をインストールすると自動的に下のようにPACファイルを使う設定になるというだけです。
(拡張は自動的にこの設定にするというだけの働きなので、実際、このPACファイルのURLを手動で指定しさえすれば拡張をインストールするまでもないのですが...)
また、こちらのサービスではブラウザ拡張以外にOSにインストールするアプリも公開されており、こちらは上のようなアンブロッカーの機能以外にネットを速くするようなアクセラレーター機能も搭載されているそうですが、こちらの効果は試していないので定かではありません。
さて、Media Hintの時にも言及しましたが、このようなサービスはその特性上永続的に利用できる保証がないのが特徴といえますが、その点、Media HintがWebサイト上では内容について明記せず比較的こっそりとサービス展開しているのに対し、こちらのHuleは親切すぎるぐらいオープンに提供しているのが気になるところで、それが仇となってすぐに使えなくなるということになりかねない気もします。
技術的には上のように単純なPACファイルによる仕組みですから、相手が本気でブロックする気になればそのファイルに書かれているプロキシのIPを随時ブラックリストに載せればいいだけの話で、現実的に見てこれらのサービスの利用期限はサイト側がこのプロキシによるトラフィックを問題視するまでの期間ということでしょう。