2014 . 11 . 24

画質を損なわずJPEG画像のファイルサイズを最小限に圧縮できる『TinyJPG』

TinyJPG』はJPEG画像の品質を極力保ったままファイルサイズを可能な限り小さく変換してくれるサイト。

以前紹介した『TinyPNG』の姉妹サイトとして最近公開されたサービスです。


使い方はページ上に画像をドラッグ&ドロップしてアップロード。

画像は20枚までトータル5MBまでまとめて処理することが可能です。

処理が完了すると圧縮によって抑えられたファイルサイズなどと共に、画像のダウンロードリンクが表示されます。


ということで、例によってレビューを載せておきましょう。

今回は同種のオンラインサービス JPEGminiとPhotoshopをターゲットに比較してみました。

オリジナル:997KB

TinyJPG:412KB

JPEGmini:558KB

Photoshop:714KB

TinyPNGもJPEGminiも圧縮率は自動で、Photoshopに関してはJPG品質を(高)で保存しました。

結果は上を見ての通りでどの画像も圧縮によって若干画質が甘くなるものの、著しい劣化には至っていないことが判りますが、その上でファイルサイズを比べてみるとTinyPNGの優秀さが光ります。


TinyPNGは画像それぞれに劣化が目立たないレベルの適切な圧縮率を自動で調整するところが最大の特徴で、例えば上の画像のケースでは68%のJPEG圧縮が適用されていますが、ものによってはもっと大きかったり小さかったりと、圧縮レベルを動的に判断して最もいい結果が得られるようなインテリジェントな仕組みとなっています。

同種のJPEGminiもおそらく同じようなことをしているのだと思いますが、品質評価のさじ加減が多少異なるところで結果の差が付いているのではないかと思われます。


最近ではRetinaディスプレイなどの登場もあって高解像度の画像公開も多くなってきましたが、通信環境のことを考えれば画像のファイルサイズは少しでも小さいことに越したことはありません。

なるべく画質をキープしたまま手っ取り早くファイルサイズを落としたいとお考えの方には便利なサービスだと思います。