『Type Scale』は最適なフォントサイズを検討する際に役立つツール。
ベースとなるフォントサイズに対して見だしサイズの最適な比率を導き出すフォントサイズの計算機です。
通常、<h1>~<h6>までの見だしタグでは、ベースとなるフォントに対し一定の比率でフォントサイズが与えられています。
Tim Brown氏はこの比率をタイポグラフィーとしてもっと理論的に意味のあるものであるべきと、黄金比や音楽和声などを用いたスケールをフォントサイズに当てはめた『Modular Scale』というものを公開していましたが、こちらのType Scaleはその理論に基づいて作られた、プレビューしながら見比べられるビジュアルに優れたツールです。
左側のパネルでベースフォントのサイズを入力しリストボックスからスケールを選択すると、それぞれの見だしサイズのプレビューが表示されます。
右側のタブをクリックすると実際の例文で確認することもできます。
そして[Grab the CSS]ではCSSとしてコードが出力されます。
音楽コードの「短三度」とか「完全五度」などというスケールをフォントサイズに用いてしまうアイデアがおもしろい所で、タイポグラフィーにこだわりを持っている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。