Mozillaのプロジェクトチームが開発を進め先月バージョン2.0がリリースされたmozjpegは、従来のJPEG画像をさらに高圧縮させる今注目の圧縮方法。
このオープンソースで公開されているエンコーダーをいち早くウェブで実装し公開しているのがこちらの『mozjpeg encoder』というサイトで、手軽にmozjpegの実力を試すことができます。
使い方は圧縮率を指定し左側の四角に画像をドラッグ&ドロップするだけ。
変換が終わるとそのまま[Download Image]ボタンをクリックして画像をダウンロードできます。
以下、上の画像を元に圧縮効果のテストをした結果をいくつか載せておきましょう。
(マウスを乗せるとオリジナル画像に切り替わり比較ができます)
下の2枚は一般的な画像ソフトを使って圧縮率75と30にそれぞれ圧縮したもの。
下の2枚はこのサイトのエンコーダーで圧縮率75と30にそれぞれ圧縮したもの。
下はこのサイトのエンコーダーでロスレスで圧縮したもの。
さて、上の縮小表示ではちょっと分りづらいと思いますが、マウスを乗せるとオリジナル画像に切り替わるようにしてあるので差が分るかと思います。
一般的な圧縮に比べmozjpegでは同じ圧縮率でも画質劣化が少なく、それでいてファイルサイズも小さくなっています。
さらに、画質劣化のないロスレスでも僅かながらファイルサイズが落ちているのにも注目です。
ちなみに、Googleが推進しているWebPなどのプロジェクトとは方向性が違って、あくまで画像自体はJPEG画像なので従来通りのブラウザやビューアで普通に表示できるところもいい所でしょう。
こちらのサイトはまだアルファ版ということもあり機能的に見てまだ実用サイトというレベルではないと思いますが、プログラムがオープンソースで公開されているので、今後こういったツールやローカルアプリへの実装が急速に進むのではないかと思います。