Webサイトを作る際にデザイン面でその骨組みとなるものを“ワイヤーフレーム”といい、先ずは骨格部分から実際に作ってみて細かいところを詰めていくのがプロの作業の定石といえますが、このとき画像やテキストなどのコンテンツを確保するために仮に何らかのダミーを載せておくことが普通で、この仮のスペースをプレースホルダと言ったりもします。
Fake images please?はこのプレースホルダ用に最適なダミー画像が利用できる便利なAPIを提供しているサイトです。
使い方は普通の画像のように<img>タグのソース元URLに目的にあった値をセットしてリクエストしてやれば、その画像を返してくれます。
以下はURLの仕様と実際に返される画像の例です
【横縦同じサイズで指定】
<img src="http://fakeimg.pl/100/">
【横縦別々にサイズ指定】
<img src="http://fakeimg.pl/200x100/">
【背景色を指定】
<img src="http://fakeimg.pl/200x100/ff0000/">
【文字色を指定】
<img src="http://fakeimg.pl/200x100/ff0000/000">
【文字列を指定】
<img src="http://fakeimg.pl/200x100/?text=Hello">
【文字列とフォントを指定】
サイズがそのまま画像に埋め込まれるのでワイヤーフレーム上で使うのにぴったりな上、簡単なAPIなのでいろいろと活用範囲の広いツールだと思います。
以前紹介したFlickHoldrは実際の画像をプレースホルダに使うもので、ほとんど出来上がりに近いようなデザイン段階にはこちらがよいと思いますが、初期のワイヤーフレームの段階では今回の方が向いているように思います。
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