Ligature Symbolsは合字を利用したセマンティックなシンボルフォント。
合字とは特別に定義された文字列を一つの文字として表すフォントの特殊機能で、一つの例として、フォントによっては「fi」「st」「oe」というような文字を打つと一つのつながった文字になることがあります。
このフォントはこの合字の特性を活かし、例えば「Love」とタイプすると「♥」と表示されるようにマッピングしたシンボル専用のフォントということです。
試しにテキストボックスに「twitter」と入力するとTiwtterのロゴマークになることが分かると思います。
従来のシンボルフォントでは、シンボルに何の関連もない一文字が割り当てられているだけで、表面上はシンボルとして表示されていても文書的にはただの意味を持たない一文字に過ぎません。
また、そのシンボルを表示させる意味のない一文字を覚えるのも困難という問題もあります。
今回のシンボルフォントはそんな問題をスマートな方法で解決している機能的なフォントということがいえます。
以前、Symbolsetというやはり同じようなシンボルフォントを紹介しましたが、こちらはそれにインスパイアされて制作されたものだとか。
比較的使用頻度の高そうなWebアイコンやソーシャルロゴなどを豊富に取りそろえたこれらはOFLライセンスのもとフリーで利用できるのが魅力です。
また、こちらの開発者ブログでは合字の自作方法やWebフォントとして利用する際のヒントなどにも言及されているので興味のある人は参考にしてみるとよいでしょう。