2014 . 09 . 16

Chromeより30%以上速いという世界最速ブラウザ『MxNitro』がリリース

ウェブブラウザとしてChromeやFirefoxなどメジャーどころとは一線を画すマイナー系ブラウザの筆頭格とも言えるブラウザMaxthonが、その派生となる『MxNitro』のベータ版(Windows)をリリースしたとのこと。

「最速」を目標に掲げ開発されたこちらのブラウザの売りはズバリそのスピードにあります。


インストールから最初の起動までも超速で、インストーラーを起動後ダイアログの「Go」をワンクリックで直後にスタートページが開きます。

メモリーやCPUの消費はChromeやFirefoxなどより低く抑えられ、ページの読み込みスピードはChrome37より実に30%以上高速ということで、実際試してみた限りでは、サイトのサーバーによってもちろん差はありますが概ね速さは実感できる結果でした。


特にGoogle検索結果のリンクから当ブログを開いた場合など、まるでキャッシュから読み込んでいるほどで、思わず「うそ!」ってぐらいです。

(プリフェチが効果的に働いているものと思われます)


また、速さの他にこだわっているのがシンプルさということで、インターフェースは限りなくシンプル。

現在のバージョンではウェブページを閲覧するのに最低限の機能以外には、新規ページにいくつかのショートカットとURLバーの履歴ぐらいしか実装されていないようです。

インスペクタを開くとChromeとまるっきり同じで、プログラムのベースはMaxthon同様Chromiumっぽいことが覗えます。

現在のバージョンは実質的にアルファ版といったところで、個人設定のためのGUIすらない状態で実用ブラウザとしてはまだまだな感じですが、コア部分を評価するぐらいのレベルには達していると思います。

今回はあくまで少し試しただけのレビューに過ぎませんが、性能に関してもっと興味のある方は自身で他のブラウザとの比較実験や正確なスピードテストのどを行なってみるといいかもしれません。