『Eatro』は自宅で作った家庭料理を提供してくれるユーザーと、それを求めるユーザーとを結びつけるべく昨年ウェブに立ち上げられたサービスは、ソーシャルメディア時代ならではの家庭料理専門のマーケットプレイスとでもいうべきもの。
料理を提供する側は家の場所や料理の値段・メニューの説明やら写真など必要事項を事前に登録するだけ
料理の決済はサービス側で行なわれそのうちの一部が利用料として徴収される仕組みだそうです。
一方、お客の方は普通にお店検索の感覚で最寄りの提供場所を検索したりして利用するというわけ。
もちろん料理はテイクアウト専門で、パッケージなどはサービス側から支給されるみたいです。
こちらはそもそもロンドンで立ち上げられたサービスで、ジャンクフードばかりで家庭料理に植えているロンドンっ子をターゲットに、一方の料理提供者は多く作りすぎて余った夕飯をお隣さんにおすそわけする感覚で収入が得られるというようなコンセプトだとか。
「イギリス辺りのリアルな家庭料理こそジャンクフードじゃないの?」と失礼なツッコミも入れたくなる方も少なくないでしょうが、そこら辺は一応配慮されているようでスタッフが実際に出向いて行ったり、お客によるレイティング表示を載せたりすることで品質管理されているようです。
さて、以前にも詳細は忘れましたがソーシャルメディアを活用し「家のトイレ貸します/借ります」のような検索サービスをみて日本と欧米のソーシャリティー感覚の差を痛感したことがありましたが、やはり今回のようなサービスも実際の日本においては中々難しいのではないでしょうか。
いずれもトラブルに対する自己責任の観念が強い海外だからこそ通用するサービスではないかと思います。