2014 . 09 . 06

音楽の嗜好にもとづいてミートボールを製作するプロジェクト『Beatballs』

ストックホルムにあるアートスクールの学生たちが製作したプロジェクト『Beatballs』はお気に入りの楽曲を元にミートボールを作るというユニークなもの。

それぞれの曲がもつ音楽的な成分を分析し、独自のアルゴリズムでそれを食材に変換してミートボールのレシピを拵える、“音楽を味わう”ことをコンセプトにしたプロジェクトです。


例えばPharrell Williamsの「Happy」を例に挙げるとキーがFマイナーということで、ヒヨコ豆とガーリックがベースとなるレシピになるそうな。

その他、テンポやムードなど複数の要素から調味料その他が決定されるというわけです。


こちらのページではアーティスト名と楽曲名を指定してレシピを見ることもできます。

ちなみに「The Beatles - Hey Jude」ではこんなレシピになるそうです。

  • ラムのミンチ(500g)
  • 卵(1コ)
  • ミルク(1dl)
  • 塩(小さじ2)
  • こしょう(小さじ2)
  • チーズ(大さじ3)
  • はちみつ(小さじ2)
  • レモンの皮(1/2)
  • タマネギみじん切り(1/2)

さて、現在Kickstarterにて資金調達を行なっているこちらのプロジェクトですが、資金が集まったあかつきにはユーザーがスマホなどを使って操作しリアルなミートボールが完成できる専用マシンを製作するということ。

正直、味を決定するアルゴリズムに科学的論拠があるわけがなく、ただのこじつけと言えばそれまでですが、“音楽を味わう”という音と味を結びつけるアイデア自体が実に面白いところで、以前紹介した『Turntable Kitchen』のように音楽をコンセプトにしたユニークなフードサービスとも言えます。