ストックホルムにあるアートスクールの学生たちが製作したプロジェクト『Beatballs』はお気に入りの楽曲を元にミートボールを作るというユニークなもの。
それぞれの曲がもつ音楽的な成分を分析し、独自のアルゴリズムでそれを食材に変換してミートボールのレシピを拵える、“音楽を味わう”ことをコンセプトにしたプロジェクトです。
例えばPharrell Williamsの「Happy」を例に挙げるとキーがFマイナーということで、ヒヨコ豆とガーリックがベースとなるレシピになるそうな。
その他、テンポやムードなど複数の要素から調味料その他が決定されるというわけです。
こちらのページではアーティスト名と楽曲名を指定してレシピを見ることもできます。
ちなみに「The Beatles - Hey Jude」ではこんなレシピになるそうです。
さて、現在Kickstarterにて資金調達を行なっているこちらのプロジェクトですが、資金が集まったあかつきにはユーザーがスマホなどを使って操作しリアルなミートボールが完成できる専用マシンを製作するということ。
正直、味を決定するアルゴリズムに科学的論拠があるわけがなく、ただのこじつけと言えばそれまでですが、“音楽を味わう”という音と味を結びつけるアイデア自体が実に面白いところで、以前紹介した『Turntable Kitchen』のように音楽をコンセプトにしたユニークなフードサービスとも言えます。