『しあわせを届けよう』というタイトルでシリーズもののショートムービーを公開している洋服メーカーの“BEAMS”が贈るシリーズ第4弾は、母の日をテーマにしたちょっとイイ作品。
ある夫婦の引っ越しから始まり子供が生まれそして巣立ってゆく30年間を、玄関の天井から優しく見つめるそんな作品です。
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玄関に置かれた靴がキーとなっているこちらの作品、10年に一足という物持ち良すぎのところに垣間見るお母さんの人柄とか、仕事でほとんど家にいなさそうなお父さんとか、玄関のカットだけで見る側にドラマを想像させるような手法がとても秀逸です。
さて、母の日に家族が贈ったプレゼントはきっと靴に違いありませんが、この作品の中では正しく「靴」は家族の象徴であり、母にとっての本当のプレゼントとは「家族」そのものということなのではないかと思います。