2013 . 04 . 24

YouTubeやSoundCloudの楽曲からコード譜が作成できる『Chordify』

Chordify』は任意の音声トラックからコード譜を作成してくれるサイト。

アップロードした音声ファイル、或いはYouTube動画またはSoundCloud上のトラックのURLを指定すると音声データを解析して自動的にコード譜に変換してくれます。


以前紹介した『YouTab』のようなギター練習サイトでは、対象となる楽曲はあらかじめ人間が採譜して用意されている曲に限定されている訳ですが、こちらの場合は機械的に変換処理するということで完全に任意の楽曲を指定できるのがポイントです。


トップページの入力ボックスからファイルをアップロード(要ログイン)するか、YouTubeまたはSoundCloudのURLを指定して「CHORDIFY」をクリックすると処理が開始されます。

サイトがビジーの場合には処理待ちが発生しますが、メールアドレスを送信しておけば出来上がり後に通知してくれます。

変換が完了するとコード譜が表示され、音声を再生させればそれに合わせてコード譜のパートもシンクロして進んでいき楽器の練習に利用することができます。

また、コードの範囲をドラッグして指定するとその部分がリピート再生になったり、使用するコードダイアグラムを表示する機能も付いています。

作成したコード譜はアカウントを作成して保存しておけば、いつでも同じ曲の練習が可能です。


さて、気になるのはその検出結果ということですが、まぁ一言で言えば機械が行なうことなので曲によって当たり外れがあると言ったところです。

加えて検出できるコードはメジャーとマイナーだけなので、ジャズのようなテンションバリバリのコード進行などは言うに及ばず単調な楽曲でも正確なコードを拾えるとは限らないため、ある程度のギターの心得のある経験者にとっては技術的に得るものはあまりないでしょう。

しかしながら、これからギターを始めようというぐらいの初級クラスにとっては、メジャーとマイナーの2種類のコードだけでも十分雰囲気を掴むことはできるので、楽しみながらコード弾きの練習が行えるツールとして良いサイトだと思います。

Chordify