2012 . 12 . 18

異なるサービス間で手軽に共有フォルダが作成できる『iBeam.it』

iBeam.it』は様々なストレージサービスやソーシャルメディアに対応した共有フォルダが簡単に作成できるサイト。

通常のストレージなどでは同じユーサー同士であれば共有フォルダを作って自分のファイルを共有相手にシームレスに受け渡すことができますが、相手が別のストレージサービスを使っている場合などではそうはいかず、ファイルの共有リンクを作って相手にそれをダウンロードして貰うほかありません。

さらに、その後フォルダ内のファイルを追加/変更したならば、その都度その更新を相手に知らせるという手間もかかります。

こんな場合に便利なのがこのiBeam.itというサービスで、ホストユーザーが作った共有フォルダをゲストユーザーが自分の使っているサービスのフォルダで受け取れるというものです。


使い方は『CREATE』をクリックして共有したいフォルダがあるサービスを選んでオーサライズします。

(オーサライズしたサービスのアカウントでiBeam.itのアカウントが同時に作成されますが、事前に任意でアカウントを作成しておくことも可能です)

フォルダが読み込まれるので共有したいフォルダを選択し『Create Beam』をクリックすると共有リンクが作成されます。

次に作成された共有リンクを受け取った共有相手は、そのリンクにアクセスするといくつかのサービスが表示されるので、ファイルを受け取りたいサービスを選んでサービスのオーサライズをします。

同様にファイルを受け取るフォルダなどを指定したらフォルダの共有化は完了です。

これより共有フォルダの作成者がこのフォルダにファイルを追加したり変更したりすれば、直ちにそれが共有相手側のフォルダに反映されるようになります。


対応しているサービスは以下の通りです。


共有元のサービス:

  • Dropbox
  • Google Drive
  • Facebook
  • Instagram
  • Flickr

受け取り側サービス:

  • Dropbox
  • Google Drive
  • Evernote
  • Email
  • Picasa
  • Flickr
  • Facebook
  • FB Pages
  • Twitter
  • Skydrive
  • Box
  • Sugarsync
  • FTP
  • CloudPrint


共有元のサービスにFacebookやInstagramなどストレージ以外のサービスを選んだ場合は共有対象は画像が入っているアルバムということになり、それらは各種ストレージサービスで受け取れるのはもちろん、例えば受け取りにTwitterを選べば共有アルバムの画像がTwitterにそのまま投稿されるということになります。

一方、Dropboxなどストレージを共有に選んだ場合には共有するファイルは画像とは限らないので、必然的に受け取る側もいずれかのストレージサービスが対象となります。


なお、作成した共有リンクは『my BEAMS』より各種変更/管理が行えるようになっています。

さて、これまでもあるサービスからあるサービスへファイルを転送/同期するようなサービスを紹介したことがありましたが、それらはあくまで個人で利用するのが前提のものでした。

それに対し今回のiBeam.itは外部のユーザーの対しての共有とサービス間のエクスチェンジを同時に行なってくれると言う点で優れもののサービスかと思います。

iBeam.it