HiDriveはヨーロッパを中心にホスティングやサーバー関連の企業として展開している『STRATO』という会社が運営しているオンラインストレージ。
こちらはDropboxに代表されるようなフォルダ同期的なバックアップストレージというものではなく、基本的には従来から多くあるような純粋なストレージスペースですが、機能的にシンプルながらもツボを押さえた使い勝手と5GBのフリースペースで気軽に導入が出来るということで紹介してみます。
こういったサイトを一度でも利用したことのある人であれば、およそ基本的な使い方に迷うことはなく全体的な操作はごくシンプルな仕様になっています。
アカウント作成後ログインしたら次にすることといえばファイルのアップロードになりますが、その方法としてはそのままウェブページ上に設置されているアップローダーを使う方法、各種デバイス毎に用意されているアップロードのためのアプリをインストールして行なう方法、そしてWebDavを使う方法があります。
ここでWebDavの設定の詳細に関しては
個別的な詳しい設定方法は『Connect with HiDrive』ページ上に表示されるのでそれに従うとよいでしょう。
また、設定が面倒という方にはWindowsをはじめMacOSX・Android・WindowsPhone7・Chrome・Synology、といった専用アプリが提供されているのでそちらも利用できます。
ファイル管理の方もシンプルなファイルマネージャーが用意されここから基本的な管理を行なうことが可能です。
一般的なファイル管理ソフトのようにサブフォルダを作成したり、コピー・移動もドラッグ&ドロップで行えます。
画像などは閲覧機能が実装されていて複数の画像を専用ビューアでスライドショーのように確認することも出来ます。
その他、共有リンクを作成したり変わったところでは選択した複数ファイルをZIPに圧縮して一つのファイルとしてダウンロードする機能や指定した間隔で定期的にファイルのバックアップを作成する機能なんかも付いています。
さてこちらのサービス、機能的に特に革新的な物があるわけではありませんが5GBフリーで“WebDav”や“Android”から使えるという点では各種ライバルと比較してもアドバンテージがありそうですし、ファーストインプレッションとしては転送速度はそこそこながらファイルマネージャーの造りもよく反応も中々俊敏で質実剛健的な印象を受けました。
また、比較的規模の大きな企業が運営していることもあって信頼性も高くいきなりサービスを終了するという危険性も少ないことと思います。
いくつかラインナップされている有料プランでは、容量のアップの他にもFTP/SFTP・SMB/CIFS・SCP・Rsync(SSH)というようなアクセス手段も利用可能になるということ。
Dropboxのような定番ストレージの他に予備的なスペースとしてあるいは特定の用途のための専用スペースとして適当なストレージサービスを探しているユーザーにとってはいい選択肢になるかもしれません。
よくわかりました ありがとう