2011 . 08 . 31

Serendip : Twitterを使って自分の嗜好に合った曲が探せる新しい音楽サイト

Serendip

Twitterの情報網を利用してお気に入りの曲を探したり教えたりするというユニークなソーシャル音楽サイト。

自分がフォローしているユーザーのツイートの中から曲のリンク(YouTube)を抽出してそれをオススメ曲として再生してくれます。


アカウント作成後、Twitter経由でログインすると自動的に自分がフォローしているユーザーが聞いている曲が上部のスライドバーに読み込まれ再生状態になります。

このサイトでは楽曲をツイートしているユーザーを『DJ』と呼び、自分好みのDJを①登録/②登録解除していることで自分の好みにあった音楽のストリームを構築していく仕組みです。

また、③では現在の再生曲を聞いている一般のDJ(自分がフォローしているユーザーとは関係ないユーザー)をピックアップして、そのDJの詳細や最近聞いている曲などを表示し、自分の好みに合うDJならば新たにそのDJを登録してどんどん追加していくことができます。

追加されたDJはSETTINGの『LISTENING TO...』でまとめて管理され、ここから登録解除がおこなえます。

このような自分の嗜好に合う音楽を聞いているユーザー同士のコミュニティによって自分好みの音楽再生エンジンを構築する手法、つまり「自分が好きな曲を聞いているユーザーが聞いている曲は自分も好きなはず」という理論はLast.fmに似たところがあり、好きではないDJ(ユーザー)は登録解除して好きなDJだけどんどん追加して行けば行くほど自分にあったものになっていくという特徴があります。


上記はもっぱら情報の受け手としての特徴ですが、もちろんTwitterのマッシュアップサイトである以上こちらが送り手となる機能もあります。

その再生曲が気に入ったら④からそれをツイートしたDJに対して「フォローしました」的なツイートを返すことや、⑤から自分のフォロワーに『この曲いいよ!』という風に伝えたりすることもできます。

  • このサイトで使われる『AIR』という言葉は『お気に入り』とか『いいね!』のようなとこだと思います。また、『ROCK ON』は標的にする、つまりTwitterでいうところの『フォローする』と同義です。

さらにページ上部の検索ボックスにより楽曲を検索して、その曲を⑤と同じように自分のTwitterフォロワーにツイートすれば、逆に自分がDJになって別のSerendipユーザーに影響を与える立場になります。


コンテンツソースをYouTube、情報経路をTwitter、そして再生エンジンをLast.fmのようにした今回のサービスはTwitter関連のサイトとしては革新的だと思います。

Twitterと音楽関連のコラボは過去にもいくつか紹介した記憶があり、成功しているところではBlip.fmなどが挙げられますが、今回のサイトもなかなか良くできており今後が期待です。



  • 現在こちらのサービスは招待制になっており通常利用するにはインビテーションを請求する必要がありますが、サイト側よりインビテーションフリーのリンクをいただいているので、このブログを見た方はこちらのリンクからアクセスしてTwitter経由でログインすればアカウントが作成できます。