ユーザーデータをウェブ上に保管する『クラウド』システムが急速に普及する中、様々なクラウドサービスの利点を生かし、複数の異なるサービスを使い分けているユーザーも少なくないと思います。
そのようなユーザーをターゲットに、各サービスに散らばったファイルをシームレスに一元管理しようというのがこちらのOtixoです。
はじめにこのサービスのポイントをまとめると次のとおり。
対応クラウド:
利用するには、まずアカウントを作成します。
名前とメールアドレスに登録パスワードを指定後、メール送信されてくるリンクにアクセスしてアクティベーションするとすぐに利用できます。(登録したメールアドレスがその後使用することになる自分のユーザーIDになります)
次に利用するクラウドサービスを追加していきます。
例えばDropboxだったら「Dropbox」というように適当にラベル名入力したら「Authorize via ...」をクリックすると、Dropbox側でOtixoにDropbox上のデータの取り扱いを許可するかという旨の認証ページが表示されるので、これを許可するとOtixoの「MY CLOUD ...」の欄に追加されます。
あとは一般的なファイルマネジャーのごとく、ファイルの切り取り/貼りつけ/コピー/削除/フォルダ作成/ファイルのDL・ULなどが自由に行えます。
サーチボックスに検索語句を入力すれば、すべての登録クラウドからファイルを検索したり、フィルタリングしたりすることも可能です。
こちらのサービスのもうひとつのウリが、ブラウザベースの管理だけでなくデスクトップからでも利用できるというもの。
使い方はとくに専用のアプリをインストールするというのではなく、OSのWebDAVサーバの設定をすることで利用ができます。
WebDAVの設定方法はこちらで詳しく説明されていますが、要点だけ言及すると、
もし「ネットワークが見つからないため...」というようなエラーが出る場合は次の方法で...
するとエクスプローラーのローカルドライブ、もしくはマイネットワークの下あたりにあらたにWebDAVフォルダが追加されます。
あとは普通のフォルダと同様にドラッグ&ドロップによるファイルの操作ができるため、ウェブ/ローカル間で複数クラウドに股がってシームレスなファイルのやり取りが実現できることになります。
さて、現在はまだベータ版のため稀に不安定な面があったり、対応クラウドが少ないということが気になったところですが、今後これらが改善されていけば間違いなく便利で使えるサービスとなるはずです。