イギリスのフォルクスワーゲンとテクノ・ミュージシャンUnderworldのコラボレートで進められているプロジェクト『Play the Road』は車の運転操作によって音楽を創り出すという試み。
大まかな仕組みとしては、車に搭載されているオンボードのコンピューターからスピードとエンジン回転数などのデータを取得、スマホに搭載されているカメラやGPSやジャイロシステムからステアリングや車体の傾きを計算、それらのデータをスマホのアプリで統合しMIDIデータのように変換して用意されたサンプル音を鳴らす、といった感じです。
やってることはかなりすごいことですが、このようなイノベーションの目的を実用的あるいは世俗的なことに定めるのではなく、あくまでアートの目的でこれだけ大がかりなプロジェクトを展開する辺りにヨーロッパ企業の懐の深さを感じます。