『Streamza』はBitTorrentネットワークのファイルをユーザーに代わってダウンロードして自分のアカウントのストレージ内に保存しておいてくれるサービス。
サインアップにより1スロット(1GBまで)が無料で提供されます。
使い方はまずアカウントを作成して「Get a new torrent」をクリックし、実装されているトレント検索により選択あるいは直接トレントのURLを指定して追加します。
一度ダウンロードのキューを送ればあとは勝手にサービス側がダウンロードしておいてくれるので、このままログアウトしたとしても大丈夫です。
(トレントの性質としてファイルの大きさに関わらず、そのファイルのシーダーやペアの状況によってすぐにダウンロードが完了するものとそうでないものがあるので、ダウンロードの有効性はそのトレントに依存することは言うまでもありません)
このようにしてしてダウンロードが無事完了すると、ファイルの中身が展開された状態で閲覧でき、実装されている画像ビューアやメディアプレーヤーによってその場でファイルに含まれるデータを確認することもできます。
もちろんファイルの中身を個別にローカルマシンにダウンロードすることもできます。
さて、こちらのサービスの利点はやはりユーザー自身で直接ファイルをダウンロードする必要がないということ。
環境的にBitTorrentが利用できないとか、あるいは外出中モバイルでは大きいファイルを落とせない、というようなケースで便利なサービスと言えるのではないでしょうか。
他方、1GBのストレージでは足りないユーザーのために有料プランも用意されており、運営的にはむしろそちらにグレードアップしてもらうことを前提にしたサービスと言え、過去に紹介した同種のサービス『Fetch.io』などはビジネスモデルが甘かったためか先ほど覗いてみたら消滅していましたが、今回のこちらははたしてサービスとして成功するかは未知数のように思います。