2013 . 05 . 30

画像以外のどんなファイルでもFlickrにアップロードできるようにする方法

最近リニューアルしたFlickrの目玉は何といっても無料ストレージが1TBというとんでもない容量に増量されたこと。

中にはこの巨大なストレージを画像だけに使うのは勿体ないと考える方も少なくないですが、当然のことながらFlickrは画像共有サイトであってアップロードできるファイルは画像に限られているのが現実です。


しかし、ファイルにちょっとした手を加えることでアップロードできるようにするハックがRedditに投稿されていたのでご紹介します。


アプローチとしては昔紹介したこともあるファイル結合によってファイルタイプを偽装するというもので、具体的にはWindowsであればコマンドプロンプトから以下のように「copy」コマンドに「/B」オプションを付けて適当なダミー画像と目的のファイルを結合してやるだけです。


copy /B dummy.jpg+file.zip file.jpg

上の例ではルート内の「dummy.jpg」というダミー画像にアップロードしたい目的のファイル「file.zip」を結合して「file.jpg」というファイルを作成するという例です。

こうして作成したファイルは画像として開ける一方で、解凍ソフトなどにドラッグ&ドロップしてやればZIPファイルとして認識し解凍されるというわけです。


ダミーに使う画像はJPGでもGIFでもPNGでも構いませんが、作成するファイルタイプは必然的にその形式と同じになります。

目的のファイルは使う時のことを考えると単体のファイルでもZIPなどに圧縮しておいた方がよいでしょう。

また、Redditの説明では結合するファイルの順番が画像が後になっていますが、これだと画像として読み込めないことがあるので、上のように順番は画像を先にするべきだと思います。

ちなみに定かではありませんが、Mac(UNIX)でも「cat」コマンドで同様に結合できるようです。

cat dummy.jpg file.zip > file.jpg

さて、無料版のFlickrで一つの画像につきアップロードできるファイルサイズは200MBということで、ここまでしてFlickrをファイルストレージとして使う価値があるのかは疑問ですが、それでもやはり1TBという巨大なストレージ容量を使わない手はありません。

バッチなどを組んで上の作業を自動化することを前提に考えるのなら、巨大ストレージの活用方法としてある程度価値のある方法といえ、かつてGmailのストレージを利用したファイルアップローダーがあったように、今後それに似たプログラムが現れるような予感がします。