イギリスの制作会社Not To Scaleが制作したGoogleのCMは、人々の生活に密着したGoogleのサービスのこれからを描いた作品。
出産を間近に控えたある一組の夫婦を通して、実生活に自然な形で溶け込んだGoogleのサービスを描いたものです。
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先日公開された“Google Glass”やら自動運転の開発などリアルワールドへのGoogleの進出は目覚ましものがあり、ユーザーとしては便利な社会になることの関しては喜ばしいことです。
ただ、私が危惧することはGoogleのサービスには依存性があるということ。
現在のネットに目を向ければ、もし今Google検索やGmailなどGoogleのサービスがすべて使えなくなったとしたら、ネット社会は大混乱です。
このCMのように完全に人々の生活に溶け込むサービスとなった頃にはGoogle無しでは立ちゆかない社会になっており、便利と引き替えに相当のリスクも生じることとなるでしょう。
Googleの昨今の動向を見ていると、例えば水道や電気のようなそれ無しでは生きてゆけない、いわば“情報のライフライン”のようなものを担う立場を目論んでいるように思えてなりませんが、一営利企業がそのような公共的な分野に入り込んでくることに一抹の不安を感じます。