2011 . 06 . 27

Staticloud : 独自ドメインも使えるインスタント・ウェブホスティング

Staticloud

アップロードしたウェブページのファイルを静的なページとしてホスティングしてくれるサービス。

以前紹介したCoralrift同様にZIPで圧縮したファイル一式のフォルダをアップロードするだけという簡単さが特徴のサービスです。


アカウントを作成してログイン後、ウェブページを構築するためのファイル一式(HTML、CSS、画像やJavascriptなど)が含まれるフォルダをZIPで圧縮したものをドラッグ&ドロップしてアップロードします。

次にウェブサイトのURLになる任意の名前を入力します。

(デフォルトでは『staticloud.com』のサブドメインに指定した名前が割り当てられ、『http://******.staticloud.com』というURLになります)

すると以下のようなプレビュー付きの結果ページが表示されます。

プレビュー画像をクリックすれば実際のサイトが開き、『Return to ...』のリンクをクリックすれば管理画面が開き次のようなオプション編集が可能です。

  1. [Use Your Domain Name] URLに独自ドメインを適用する
  2. [Password Protect] パスワードを設定する
  3. [Update] ウェブサイトを更新する
  4. [Remove] ウェブサイトを削除する

1では自分の持っているドメインをそのサイトに使用することができます(設定は下記参照)。

2ではウェブサイトの閲覧にパスワードを要求するようになります(サイト全体かページ単位かは選択可)。

3では再度ファイルをアップロードすることで上書き更新されます。


このサービスの最大のアドバンテージと言ってもいいのが独自ドメインの適用が可能なことで、ここまでできるところは中々少ないと思います。

そこで参考として独自ドメインの設定の仕方を簡単に解説しておきましょう。

まずは所有しているドメインサービスの方で以下のようにドメインに対するDNSの設定を行います。

  • ホスト:www
  • タイプ:CNAME
  • ターゲット:cname.staticloud.com

(DNSの設定が反映されるまである程度時間がかかる場合があります)

次にStaticloudの管理画面から『Use Your Domain Name』を開き、先ほど設定したドメインを指定します。

これでDNSが反映されていれば、そのドメインでサイトが開かれるようになるはずです。

(最初に指定したURL『http://******.staticloud.com』は新たに設定したドメインにリダイレクトされるようになります)


さて、ごく簡単な操作で、しかも独自ドメインが適用できるとあってちょっとしたレンタルサーバーのようにも活用できそうですが、注意したいのは1GB/月の転送量制限があるということ。

本格的なサイトを運営するところには向きませんが、サイトの試作やテストに使う分には十分なサービスではないでしょうか。