Slacker Web Player
リスナーの好みに応じた選曲がなされる、いやゆるパーソナライズラジオで人気のPANDORAですが、今後アメリカ国内以外からのアクセスをブロックするようになるそうです。
Pandoraは DMCA114条に基づいて運営されており、そのおかげで、著作権者に対する使用料の支払い手続きが明確になっている。しかし国際的にはDMCAに相当する法律は制定されておらず、他国で合法的にサービスを運営するためには、Pandoraは著作権者と個別に契約を結ぶ必要がある。つまりすべての楽曲についてレコードレーベルやパブリッシャーと個別に契約していかなければならないわけで、これはものすごく時間のかかる困難な仕事だ。Pandora は従来からこれはアメリカのユーザー専用のサービスであることを明示しており、ユーザー登録にはアメリカのZIPコードを入力するよう求めていた。しかし国外のユーザーはそんなことでは思いとどまらず、“90210″とかそういった有名なZIPコードを入力してサービスにアクセスしていた。今度はIPベースのフィルタリングがされることになり、ユーザーは米国内のプロキシーサーバを利用するなど、面倒な手段を取ることを強いられる。
[ via : TechCrunch Japanese アーカイブ » Pandora、木曜夜から米国外のユーザーをシャットアウト ]
利用者の一人としては少し残念な事態ですが、今後わざわざプロキシ噛ましてまで使う気にはなりません。
Pandoraが利用できなくても、他にも良質なサービスはありますし、今後どんどん新しいサービスが沸いてくるでしょう。
そんな代表例が、Slackerです。
WEBベースのラジオプレーヤーで、自分のステーションとして構築していくPandoraやLast.fmのようなパーソナライズラジオと仕組みは全く同じですが、Pandoraほど凝ったインターフェイスになっていない分、レスポンスは軽快です。
今後、インストール型のプレーヤーや、iPodのような専用ハードウェアをリリースする予定だそうで期待が持てるサービスです。
しかし、Slackerも一応はアメリカ限定サービスだそうで、やはり今後Pandoraのようになるのでしょうか。