国際的な人権団体“Amnesty International”のオランダ支部が死刑制廃止を訴えスタートさせた『#KeepTheBeatAlive』は、InstagramやVineを使ったソーシャルファンディングによるユニークな参加型プロジェクト。
ミュージシャンのJarle Bernhoft氏の作った単調な一つのビートをバックにして、それに乗せた歌声や楽器演奏やダンスなどをInstagramやVineを使ってビデオ録画して「#KeepTheBeatAlive」のハッシュタグを付けて投稿してもらおうというもの。
そしてサイトではネット上からそれを回収し一連のループミュージックとして流すという仕掛け。
集められるテイクはプロ級のものもあればそうでないものまで、さまざまなテイクが一つのビートの基に結集しているところが逆にいいところで、“ビート(鼓動=命)を繋げる”というコンセプチャルなスローガンにもグッとくるものがあります。
本来非常に重いテーマである死刑問題をアーティスティックな感性で活動に結びつけるところは、いかにも欧米らしいところだと思います。