外見によって人々の反応がいかに変わるかということを示す単純だけど興味深い実験。
みすぼらしい格好とスーツの2通りの姿で路上に倒れ込み、行き交う人々はどのような対応の違いを見せるかというものです。
Le poids des apparences | The importance of appearances experiment - YouTube
前者の姿では助けを求めながら5分たっても誰も足すら止めなかったのに対し、後者のスーツ姿ではすぐに人が寄ってくる結果となっています。
これは親切な国で知られる日本であってもやはり相手がホームレスのような身なりの人間と普通の身なりでは自ずと対応が異なるでしょうし、警戒心の強い日本人にとっては余計にその違いが表れることも考えられます。
かと言って相手によって助けようとする善意の気持ちが変わるというものでもないと思います。
基本的に相手が誰であっても困っている者に手を差し伸べるという善意は等しく持ち合わせていながらも、それを投げかけやすい人とそうでない人がいて、それは身なりによって決定されるというのが結局のところなのではないでしょうか。
また、相手の身なりによって見て見ぬふりをする行動というのは、助けたいと思う良心よりも自分の安全を考える保身の気持ちが勝ったことの表れであり、多かれ少なかれ何処の国の人間も同じような行動をとるように思います。
自分なら助ける、と思ってはいても、たぶん現場に遭遇したら手を出せないでしょうね。
いろんなことを考えてしまって、・・・で終わるとおもいます・・・