SF映画なんかでよく出てくる光景で実現が待ち望まれて久しい感のある、空間上に映像を投影するホログラフィック・ディスプレイの技術。
そんな未来のテクノロジーの先端を行くのがポーランドの会社が開発している『Leia Display System』というシステムです。
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現在試作機として開発されている機種は卓上型の「Standard」(上)と、3.0x2.5mサイズの大型スクリーンタイプの「XL」(下)の2機種。
見ての通り空間上に投影しているとは思えないような画質が最大の特徴で、少なくとも従来のプロジェクターでスクリーン上に投影するのと遜色ない画質に見えます。
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このシステムでは、どうやら投影する媒体に水蒸気を使っているようで、薄い膜状に発生させた水蒸気をスクリーンにしてそこに光を当て映像を映し出すというのが大まかな技術的ポイントらしいです。
大型のタイプではMicrosoftのKinectを思わせるようなインタラクティブな操作で映像をコントロールすることも可能なようで、その先の実用性も考えられた機器になっています。
「こんな機械はまだまだ先の話」と思っていましたが、こんなのを見ると現実に普及する日もそう遠くないのではないでしょうか。