今月公開予定の映画“アフター・アース”のプロモーションとしてソニー・ピクチャーズが公開している『After Earth Decay』は、世界のいくつかの象徴的な場所を対象に、人類に放棄され朽ち果てていく街の姿をインタラクティブに見ることのできるマップサイト。
マップ上から場所や地図表示の縮尺を選び、下のタイムラインから250年単位で経年変化させていくことができます。
上は東京・渋谷のスクランブル交差点の姿で、その他、NYCの自由の女神やパリのエッフェル塔など、250年後には悲惨な姿となるものの、1000年後には概ね跡形もなくなり自然の風景になるものと描かれています。
さて、もちろんこれらの画像は創作であって企画自体が娯楽のものであり、科学的なデータを元にした学術的な推定でないことは言うまでもありません。
しかし、軍艦島の例を見れば経年変化のスピードこそ確実性は低いものの、大体こんな感じになるという点では的を射ているのではないでしょうか。
その意味では、世界遺産に相応しいかは別として軍艦島はこのような想定をする上での現実のサンプルとして、世界でも非常に貴重な存在であるということをあらためて感じました。