『purl.ly』は通常のリンクをより恒久性の高いリンクに変えてくれるリダイレクトサービスの一種。
もしもリンク先が移動された場合には自動的にリンク先を変更し、リンク先が削除された場合にはキャッシュしてあるページを返すというものです。
使い方はリンク先のURLを入力してリダイレクト用のURLを作成するだけ...。
そのURLにアクセスするとリダイレクト処理後、適当なリンク先が開きます。
リダイレクト処理中ではネコ画像のページが一瞬開きます。
(ユーモアのつもりなんだろうがちょっとセンスが悪いかな)
さて、用途としては将来的に移動したり削除されたりする可能性のある一時性の高いウェブページなどのリンクを載せたい場合に使うことが考えられます。
そこで重要なのがリンク先が削除された場合リダイレクトされるキャッシュですが、現在このキャッシュはGoogleのものを使っているため、もしそのページがGoogleにキャッシュされていなかった場合にはお手上げということになります。
試しにTwitterに投稿されたツイートのURLを作成して、直後にそのツイートを削除するというテストをしてみたところ、まだGoogleに拾われていなかったらしくこのように『404』となりました。
ただし、これに関しては今後Googleのキャッシュに完全に依存しない自前のキャッシュ保存の方法を採用する予定もあり、そうなれば信頼性の高い“使えるサービス”になると思います。
ページが削除されることを前提ではじめからウェブ魚拓のような所でアーカイブをとってそちらにリンクするというのではなく、平常時には通常のページであくまで非常時だけアーカイブページに回すというアイデアは中々実用的ではないでしょうか。
最後にこのようなサービス全般に言えることですが、性能云々以前にサービス自体が終了してしまえばそのリンクもそれまでで、サービス側は「permanence service」というようなことを謳っていますが、サイトのタイトルにあるような『Magic links that never die』が100%保証される確証がないことは言うまでもなく、その辺りはユーザーの判断ということになるでしょう。