QRpediaはQRコードを活用したモバイルのためのURLリンクシステム。
サービスはQRコードを作成するフロントエンドとなる上記サイトと、そのQRコードを読み込んで処理したページを返すバックエンドから成っています。
たとえば『http://en.wikipedia.org/wiki/QRpedia』のURLを入力すると右のようなQRコードが作成されます。
これをケータイなどで読み込んで使うわけですが、単に元のURLにリンクされるわけではなくモバイル環境での閲覧に特化したモバイル版のウィキペディアで開くという仕組みです。
さらに特徴的なのはユーザーのケータイ端末の言語設定を自動検出して、それと合致する言語ページが存在すればそちらにリダイレクトするというもの。
つまり、一つのQRコードを提示しておくだけで各国のユーザーに最適なページのURLを提供できるというわけです。
上の例は英語のページでQRコードの中身も『http://en.qrwp.org/QRpedia』と英語ページなのですが、実際そこにアクセスしてみると日本語のページを開くことがわかります。
さて、そもそもは博物館や美術館の品とウィキペディア上の記事の関連付けを行う試みとして開発された技術だそうですが、今後いろいろな場面で浸透していくことと思います。
参考:[ QRペディア - Wikipedia ]