2007 . 03 . 23

音楽専用ストレージ

MP3tunes & MediaMaster






最近のオンラインストレージは、ブラウザで直接ファイルを開いたりできるするようなサービスがたくさん出てきましたが、その中でも音楽に特化したサービスがこれらのサービスです。



どちらのサービスとも作成した自分のアカウントに、音楽ファイルをアップロードして聞くというものです。
これにより、いかなる所からでもインターネットに接続さえできれば、自分の音楽が視聴出来るわけです。


まず、MP3tunesの方はアカウント作成後、専用ソフトを使って音楽ファイルをアップロードします。このソフトはアップロードをするためだけのソフトではなく、WEB上のファイルをダウンロードしたり同期させたりすることができます。また、曲情報を収集してプレイリストに登録させる働きもするようです。アップロード後はWEB上で専用プレーヤーによって再生・編集することができます。また、WinampやiTuneでも専用プラグインを使用することで聞くことができます。





こちらのサービスは有料版と無料版があり、次のような違いがあります。
実際、無料版を試しましたが、制限量内でもアップロードに失敗することがありました。(有料版ならそんなことはないのかも?)


一方、MediaMasterの方はすべてフリーのサービスみたいです。
基本的にアップして聞くということに関しては同じですが、こちらはすべてブラウザ上で行います。
アップロードに関しては高速ではありませんが、フォルダごとまとめてアップできるので不便さは感じません。メタデータがしっかり着いていればアルバムアートも収集してきてくれます。





ユーザーのブログやサイトで利用してもらうために、積極的に自社の埋め込み型コンテンツを提供するのが最近のトレンドになっていますが、これらも例に漏れずそういうサービスを行っており、自分のアルバムコレクションを紹介することができる訳です。


プレイリストを共有するLsat.fmや、好みのアーティストを紹介するfinetuneなどのAPIと違って、まさに自分の音楽ファイルそのものをブログ上で晒すわけで、何かとうるさいこのご時世でいかがなものだろうと思いつつも貼り付けてみましたが、試して納得...。流せることができるのは、「RecentryAdded」と「RecentryPlayed」の2曲のみで、決して垂れ流しにできる訳ではありません。




さて、こういうサービスが増えてくると、もはや自分のPCのハードディスクにデータを蓄えておく必要もなくなってくるのではないかと思います。いわゆるユビキタスとか言う社会が現実化してどこでも超高速通信が可能になれば、サーバーから自分の曲をその都度ストリーミングで聞くことができる訳で、ハードディスクの領域を消費することがなくなります。
物理的にハードディスクにアクセスするスピード並に通信速度が上がれば、データはすべてサーバー上においてPCは一時ファイル用のメモリだけで、ハードディスクは必要なくなる時代がくるかもしれません。