子供の誕生から成長を通して頼れる存在の父親とその息子。
やがて息子も成人して今度は自分が父として頼られる存在となってゆく。
子供の成長を背景に“信頼”というものをテーマに描いたスペインのマクドナルドのコマーシャル。
2分半の尺ながら心温まるちょっとしたヒューマンドラマに仕上がっています。
まるでパイのように仕切られた小さなアパートの中に暮らす何人かの住人たち。
主人公は他の住人を追いやると自分の部屋をどんどんと拡張してゆく。
広くなった部屋で悠々とピザを頬張る主人公だったが...
冬の世界に住む“Abel”と夏の世界に住む“Apolline”が森の中で偶然で合う。
お互い友達になりたいけど決して交わることのできない世界に住む2人...
『Passion Pit』の新曲プロモーションとして作成されたミュージックビデオ。
まるでワンシーンのように展開してゆくカットのつなぎ方が斬新で、時折早回しにしたりスローにしたり逆再生させてりという時間軸のエフェクト効果はまるでレコードのDJスクラッチを連想させるものです。
「Motorville」という架空の町が地図から抜けだし石油を求めて徘徊するというショートアニメーション。
石油を貪り尽くし挙げ句の果てには自然をも破壊してゆく、アメリカの自動車社会への強い風刺が感じられる秀逸な作品です。
日本の名監督、小津安二郎と言ってまず連想するのが「小津調」と呼ばれる彼独自の映像美の世界。
中でもその非の打ち所のない完璧な構図は小津調の真骨頂で、特に人の通りすぎるカットなどはその典型とも言えます。
そんな顕著なカットを集めて見せる興味深い映像がこちら。
イギリスのバレエ団体Phoenix Dance Theatreのパフォーマンスを基に制作された映像作品。
1000fpsのスーパースロー映像と炎のVFXによる効果とが相まって、情熱的かつ印象的な作品に仕上がっています。
全200タイトルに及ぶさまざまな映画のシーンの中から走るカットだけを集めてつなぎ合わせたもの。
T.ハンクスもJ.デップもそして北野武も、7分半に渡ってひたすら走って走って走りまくるビデオです。
ニューヨークと東京の2つの都市を対象にFoursquareのチェックイン状況をマップに重ねてモニタリングした映像。
何処となく人間の毛細血管に流れる血液や神経回路のように見えてくるビジュアライザーションは、他でもなく人間の日常的な活動を基に作られているというのが実に興味深いです。
モスクワのバンドBiting Elbowsのプロモーションビデオは完璧な主人公目線で展開されていくバイオレンスアクション。
敵の手に渡った謎の装置を奪回するストーリーのこちらは一昨年前公開されたエピソード1の続編となるもので、もはやミュージックビデオの域を超えたスリリングで見応えのあるショートフィルムです。