2013 . 03 . 24

人物の通りすぎるカットに見る小津安二郎の世界感を象徴した映像作品

日本の名監督、小津安二郎と言ってまず連想するのが「小津調」と呼ばれる彼独自の映像美の世界。

中でもその非の打ち所のない完璧な構図は小津調の真骨頂で、特に人の通りすぎるカットなどはその典型とも言えます。

そんな顕著なカットを集めて見せる興味深い映像がこちら。

Wikipediaで言及されているとおり、画面のアクセントとして「赤」を入れているということがよく判ります。

Ozu // Passageways

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こちらの作者は過去にもS.キューブリックの「一点透視図法」やタランティーノの「下からのアングル」をテーマにした作品を公開されている方で、小津安二郎は彼にとって特に関心の深い監督のようです。

Kubrick // One-Point Perspective

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Tarantino // From Below

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