尊厳死(死ぬ権利)の規制や法制化の動きのある欧州において、スペインの団体AFDMDが公開したキャンペーン『The longest ad in the world.』は、ある末期ガン患者の視点で捉えた現実の映像を1日を通して流し続けるというものです。
サイトに訪れスタートボタンをクリックすると閲覧者の現在時刻と同じ映像が再生されます。
そして現実と同じ時間のペースでひたすらベッドに横たわる病室での映像を見させられる、というのが「世界で最も長い広告」と名付けられた所以です。
多くの閲覧者は途中でイヤになって右上の閉じるボタンをクリックするはず。
すると、こんなメッセージが...
ただじっと死を待つだけの患者の苦しみを疑似体験させる試みとして、非常に説得力のあるキャンペーンではないでしょうか。