Windows XPのサポート終了で世間が異常に騒いでいる中、当のマイクロソフトもその火に油を注ぐが如く話題造りに精を出しているようです。
こちらのIEの開発者用テストサイトModern.IEに仕込まれた隠しページにアクセスすると『Escape From XP』というWindows XPをネタにした何とも自虐的なゲームが始まるというもの。
アクセスするとおもむろにCRTディスプレーが現れXPのお馴染みの画面がスタートします。
デスクトップ画面になるや否やブルースクリーンに...
何やら訳の分らぬメッセージが流れた後ゲームが始まります。
ウィンドウの上でゾンビ化したXPアイコンを打って倒すシューティングゲームのようですが...
結局やられてマイクロソフトの救援ヘリに助けられたあと...
ウィルスで蔓延したXPの世界を...
爆破ボタンで木っ端微塵に...
さらばXP!
と、まぁこんな感じです。
XPのサポート終了に伴う最近の「脱XP」キャンペーンは、まるでXPを悪人にでもするかのような酷い扱われようでですが、さらに輪を掛けてXPの生みの親であるマイクロソフト自信がこんなある種低俗なネガティブキャンペーンやるところが何とも面白いというか、呆れるというか。
(さんざん稼がせてくれた子供にする仕打ちにしては悪趣味すぎる)
それにマイクロソフトのよくやるネガティブキャンペーンで思うことは、例えば以前のOutlookの時にしても相手をこき下ろすだけで、百歩譲ってもOutlookがGmailを超えることはないということ。
つまり敵対する相手の短所をどれだけ突いたとしても自分の性能が上がるわけではないわけで、その辺相変わらず幼稚な企業戦略と感じざるを得ません。
今回に関しても、XPのセキュリティーリスクが高くなることは確実ですが、Windows 8にしたところでセキュリティーのリスクがなくなるわけではなく、Windowsを使っている以上依然としてウイルス感染の多いデスクトップOSナンバー1であることはたぶんこの先も変わらないことと思います。