『VineClient』はWebブラウザから利用できる初のVineクライアント。
アプリケーションはChromeの拡張機能として提供されており、拡張をインストール後VineのIDとパスワードでログインして利用することができます。
動画のブラウズや検索、コメント投稿やシェアそしてダウンロードなど公式アプリのクライアント上でできることは大抵できるようになっているようです。
そして決定的に異なるところはコンテンツとなる動画の作成方法で、公式ではモバイルデバイスに搭載のカメラを使って撮影したものを映像ソースとして使うというのが基本でしたが、こちらのクライアントは既存の動画ファイルをアップロードしてVine動画として用いるようになっています。
アップロードできる動画ファイルは多くのフォーマットに対応しており、サイズの上限は5MBまでとなります。
さて、Vineは基本的にモバイルアプリという位置づけでWebインターフェースから利用するサービスとして少なくとも公式では想定していないようですが、閲覧環境に関して云えばWebにはモバイルにはない快適さがあるのは事実です。
また、流行りのGIFアニメはネット動画をリソースにしているのがほとんどな中、まさにそのGIFアニメブームに乗ったかような造りにしたわりに、既存の動画からVine動画を作成できないというのはちょっと不自然であり(著作権的な配慮か知りませんが)自らでコンテンツ内容の自由度を狭めていると感じざるを得ません。
今回のサービスはこのような公式が抱えるデメリットを解決すべく現れた初の本格的なサードパーティーのクライアントと言えます。