アーティストWill Vincent氏が公開しているプロジェクト『Two Thousand, One Hundred and Ninety One』は6年間毎日自分自身のポートレート写真を撮り続けるというもの。
これまでも同じような趣旨のプロジェクトはいくつも(#1、#2)取り上げてきましたが、それらとは撮影方法に決定的な違いがあります。
それはレンズにキャップが付いたままで撮るというもの。
つまり、絵のない写真を毎日撮り続けるという・・・
これこそシュールの極みと言えます。
(彼の作品の一例)
あとがきにはこんなことが書かれています。
実存のはかなさ、人間の努力の膨大な無駄・・・。
とんでもなくバカげたユーモアであると同時に、底なしの虚無感を感じさせるアートでもあると思います。