列車による死亡事故防止のためのキャンペーンとして、オーストラリアの鉄道会社が企画制作したコンテンツ。
『Dumb Ways To Die』というキャッチコピーで、誤った行為によって“アホな死に方”をしないよう呼びかけています。
サイト上のキャラクターをクリックすると、“こういうことをしてるとこうなっちゃうよ・・” 的な感じに見せてくれます。
下はこれを基に制作されたミュージックビデオですが、アニメーションのできといい歌といい実によくできた作品です。
しかしこういった比較的真面目なテーマに対し、“ほんとにいろんなアホな死に方があるよね~♪” と歌い飛ばしてしまうあたりの軽いノリは、ちょっと日本人から見るとユーモアの度を超えるような違和感を感じるものがあります。
被害者への感情移入が激しい日本人にとっては中々ユーモアとは呼べないのは無理もありませんが、しかし、客観的に現象だけを捕らえて見るのならばどれも実につまらない “アホな死に方” でしかありません。
このように感情的なことは抜きにして現象だけを取り出して笑いにするというユーモアのセンスはイギリス人が有名ですが が、オーストラリアもイギリス人系の割合が多いせいかこういうユーモアに長けているように思えます。
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