TagBrandはPinterestやFoursquareの特色を生かしたファッションに特化したソーシャルサイト。
もともとPinterest自体がファッション色の強い傾向にあると言えますが、こちらのTagBrandは完全にファッションのカテゴリーに限定して運営される専門のサイトです。
トップページにはユーザーによって投稿された画像が並び、サイトのインターフェース・デザインこそPinterestのそれに似ていまが、特徴的なのは画像にタグが埋め込まれていてマウスを乗せるとその詳細が現れること。
ユーザーは『本日のファッション』という感じで画像を投稿して、そのファッションのチェックポイントとして、“~のサングラス”、とか、“~のシャツ”、だとか自由にタグを付けることが出来るというかたちです。
Foursquareの『Check-in』が現在のローケーションに対してのものだとすれば、TagBrandの『Brand-In』は現在のファッションに対してのそれに近いものがあります。
さらに追加情報として関連する商品が自動で掲載されるようになっていて、このリンクはショッピングサイトに繋がっています
自分が投稿するには先ずはTwiiterやFacebookなどからログインして、『Brand-In』から画像をアップロードしたりインポートして投稿します。
そして画像の適当なところにタグを付けていって、ブランド名や品物の種類などを指定して公開します。
『Brand-In』は自分のお気に入りを見せてコメントをもらうという点では基本的にPinterestとあまり変わりませんが、TagBrandは次の2つの特徴的な点があります。
一つは『Ask』で、例えば、“この靴何処で売っているの?”、とか、“この服あなたなら買う?”、という風にユーザーからのレスポンスをもらうためのものです。
作成の仕方は先の『Brand-In』と同様にタグに質問を書き入れるだけです。
そしてもう一つが『Choose』で複数の画像のどれかに投票してもらうもので、“どちらの色のドレスがいい?”、という感じで使うためのもの。
これらはファッション分野のソーシャルサイトとしてユーザー心理を把握した非常に気の利いた機能だと思います。
さて一般のユーザーにとっても魅力的なサービスですが、これが例えば芸能人やセレブが参加して、“今日のファッションチェック”、みたいなコーナーができると一気にブレイクしそうでビジネスとしても成功の可能性が高く、今後の展開が興味深いサービスです。