2012 . 01 . 20

Hopper : いろいろなデータをペーストしてストックしておけるサービス

Hopper

クリップボード』はコピー&ペーストの際に使われる一時的なデータ置き場でパソコンのごく基本的な機能。

こちらのHopperはちょうどオンラインで利用するクリップボード拡張のようなサービスです。


通常クリップボードはごく一時的な仮の保存スペースであって次から次へと消えていきますが、こちらのサービスはそれらの消えるべきデータを後々のためにストックしておこうというのが基本のコンセプト。


使い方は標準のクリップボードの如く『Ctrl + V』(⌘ + V)をこのページ上でタイプすると、現在クリップボードにあるデータが送信されページ上にペーストされるという仕組み。

また、キー操作によるペーストだけでなくページの上にテキスト・画像・リンク・ファイルなど様々なものをドラッグ&ドロップしてもそれらが瞬時にペーストされこのページ上にストックされていきます。

それぞれのデータには固定リンクが与えられるのでそれを共有することもでき、また、データの種類がリンクならリンク先にジャンプ、ファイルならダウンロード、画像などはビューアが実装されているのでその場でプレビューすることも可能です。

そして、蓄積されたデータを後から検索できるのも特徴の一つで、何らかのキーワード、日付、ファイルタイプなどを入力すると、その候補になる結果が瞬時に表示されていくあたりも軽快。

これらストックされたデータはブラウザを閉じても記憶されていてログインしなくても再度開けば元に戻るのも便利です。

(アカウントを作成してログイン状態で利用すれば異なるパソコンで常に同一のデータストックを扱えます)


さて、こちらのサービス。ファイルシェアあるいはウェブクリップのようなサービスと本質的には同様ですが、やはりそのコンセプトと使用感という点で似て非なるものでしょう。

何か良さそうな画像を見つけたらそれを掴んでこのページにポイっと落としてキープしておく、あるいは、アップロードファイルを選択したりURLを入力するのではなく、クリップボードのペーストを使った操作方法に見られるような直感的なインターフェースも従来には見られない面白い試みです。


ローカルアプリにはクリップボードの履歴をとるような拡張アプリもありますが、恒久的かつ無制限(※)にストックしておけてどの環境からも利用できるというのがウェブサービスならではのアドバンテージで、このような“クラウド”の特性を活用した面白いサービスだと思います。


  • こちらのサービス自体の保存期間および保存容量が無制限かは不明です。