災害や非常時に備えて、あらかじめ待ち合わせ場所を記したマップを作成しておいて家族や友人などとシェアしましょう、というコンセプトのもと、マップの作成や配布などの支援をしてくれるサイト。
使い方は「Make a Safety Map」をクリック。
「〇〇の場合、□□で会いましょう」というように適宜入力します。〇〇にはあらかじめ「emergency」とか「earthquake」とかプリセットも用意されていますが、その他にも任意で入力することも可能です。
次に下のマップで目的場所をポイントし、その下にはコメントを加えておきます。
次にシェアする人の名前とメルアド、自分の名前とメルアドを入力して「GO!」をクリックすれば、そのメルアドにマップ情報のリンクが送信されます。
送信されてきたリンクをクリックすればオリジナルの待ち合わせマップが表示されるというわけです。
そしてここからがこのサービスのポイント。
このマップをPDFとしてダウンロード後、プリントアウトして財布や定期入れなどに入れて常に携帯しておきましょうというもので、携帯するのに向いたいくつかのサイズ別でダウンロードすることができます。
さて、我々日本人は先の震災でデジタルデバイスに対するある種の限界を少なからず感じたはずだと思います。
緊急避難先が示された何処何処のホームページも通信が絶たれれば見ることはできず、ローカルに保存しておいたデータでさえ電気がなければそれまでです。
いろいろな事に共通することでしょうが、「頼みの綱」や「最後の砦」となるものにはやはりこうしたローテクな方法がより安全なのではないかと思います。
最後に、上画像のように日本語で入力してもPDF変換時に文字化けするので、はっきり言ってこのサイトが日本のユーザーにとって「使えるサイト」とは言いがたいものがありますが、サービスのコンセプトやウェブデザイン&インターフェイスなどがとてもスマートにまとまっており、日本でもこれに倣ったサービスを始めると流行るかもしれません。