2008 . 01 . 27
「好きな音楽を好きなだけ聴ける」、そんなサービスとして以前Seeqpodというサイトを取り上げたことがあります。
類似サービスは数あれど、洗練されたデザインと使い勝手で人気が集まる中、このサイトに対し大手レコード会社が訴訟に踏み切ることを決定した模様です。
Warner Bros. Records has launched a lawsuit against music search engine SeeqPod in a case with plenty of similarities to what's going on over the sea with The Pirate Bay. Both sites dig up plenty of copyrighted works, and both claim not to be liable for any infringement due to the fact that they merely point to other files on the Internet (neither hosts content directly). Warner doesn't see it that way, though, and its federal case against SeeqPod bills the company as an "unlawful music service that directly engages in, encourages, and facilitates the mass infringement of Plaintiffs' and other intellectual property owners' copyrighted works."
[ Ars Technica ]
従来こういったサービスはアングラ色が強く、閉鎖的な傾向がありましたが、そんなイメージを一掃するサイトとして注目していましたが、やはりそれだけに目立ち度も高くなるのは必然です。
最近ではiPhoneから利用できるハックが紹介されたり、また、二次利用可能なAPIまで公開してしまうなど、「無料音楽」の蔓延に対し、既得権者にとってはもはや目をつぶる限界に達したのかもしれません。
この規模のサイトでは、おそらくは近いうちに、莫大な曲の使用料を請求され、閉鎖に追い込まれるのが通例となっています。
仮にこのサイトの内部でGoogleの検索エンジンを利用していたとして、Googleにも非の一旦を負わせるべく、Googleを巻き込む流れになれば面白いのですが、とてもそうはならないでしょう。
なぜって、早い話レコード会社はGoogleとは喧嘩したくないからでしょう。