2009 . 07 . 23

Rainmeterアップデート情報 #3

Rainmeter-Latest-20090721-32bit.exe

先日久しぶりにRainmeterのトランクがアップデートされました。

変更内容はおおよそ以下のとおりです。

修正

  • Windows2000でのインストールエラー
  • メニューからヘルプファイルが開けない問題
  • RecycleManagerプラグインの修正

変更

  • Rainmeterの基本設定ファイル「Rainmeter.ini」のインストール場所が%APPDATA%(※1)になる
  • インストール直後デフォルトスキンがアクティブになる
  • CPUのトレイメーターがデフォルトでアクティブになる

追加

  • BITMAPメーターに「BitmapTransitionFrames」(※2)が追加
  • 64bit版が追加


、といったところです。

さて、(※1)の「%APPDATA%」と具体的に..

  • XPでは C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data
  • Vistaでは C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming

のディレクトリを指し、このディレクトリ内にRainmeterフォルダが作成されその中に「Rainmeter.ini」が作成されます。

これは新規インストールが対象で、上書きインストールの場合は従来どおり「Program Files」内の既存の「Rainmeter.ini」が使用され%APPDATA%には作成されません。

また、UAC有効の状態ではスキンの設定ファイルをメニューから開く際に、管理者権限の確認ダイアログが表示されます。(もちろん管理者として実行している場合は表示されません)


UAC問題の対策として変更されたものとはいえ、やはりUAC有効状態ではいろいろな弊害が見られるようです。

開発者側もさまざまな知恵を絞っているようですが、根本的にUAC有効状態でXP環境のような自由さを求めるのは現実的に無理なのではないかと思います。


次に新しく追加された「BitmapTransitionFrames」について少しだけ説明します。

これは一言でいうと、一つ値ごとに推移させるフレームの数ということになります。

従来のBITMAPメーターは一つの値につき一つのフレームが割り当てられていますが、BitmapTransitionFramesを設定することで、一つの値に複数のフレームが割り当てられ、同時に追加された「TransitionUpdate」で設定した速さで、それらのフレームが切り替わっていくことになります。

[イメージ図]


従来はアニメーションのスピードを早くしようと思えば、大元のUpdateを短く設定するしかありませんでしたが、これらをうまく使えばUpdateにとらわれず、滑らかなアニメーションが実現できるようになりました。

そのうち、これを使ったスキンでも作ってみようと思います。

追記

前々回のアップデートで追加された新しいプラグイン「RecycleManager」にあったBANGのエラーが修正され、同時にCドライブ以外のドライブのゴミ箱も対象になりました。

アップデート情報履歴