いろいろなソーシャルメディアを活用した企業キャンペーンは今や珍しくありません。
そんな中、大手ハンバーガーチェーンが現在行なっているTwitterを利用したユニークなキャンペーンを2つご紹介しましょう。
一つ目はカナダのマクドナルドが行なっている『140 Character Films』というもので、ツイートをするとそれを基にしたショートフィルムを制作してくれるというもの。
「#MakeMyFilm」というハッシュタグと共に「Big Mac」や「French Fries」といったキャラクターを登場人物に140字以内で短いシナリオを投稿してやります。
そして運営サイドに選ばれると晴れてショートフィルム化してくれるという運びになるというわけ。
そして最終的に高評価のものには景品がもらえるというオマケもあるそうです。
下はその一例です。
2つ目はウェンディーズが行なっている『Pretzel Love Songs』という、自作の歌詞をツイートするとプロのシンガーが実際に歌ってくれるというもの。
こちらも「#PretzelLoveSongs」というハッシュタグと共に、自社商品の「プレッツェル・ベーコンチーズバーガー」をテーマにした歌詞を投稿してやり、運がよければその歌詞が採用されるいうわけです。
どれも、いかにもというようなコテコテのラブソング風のミュージックビデオに仕上げてくれるのが面白いところ。
さて、こういったソーシャルメディアを使ったキャンペーンは珍しくありませんが、従来のように何らかのプログラムで自動作成するジェネレーター型のコンテンツとは異なり、制作されるコンテンツは実際に人間が作っているということで、趣向的にもクオリティ的にも別次元なところが特徴といえます。
どちらも制作コンテンツにさりげなく自社商品を入れ込み、これらをTwitterで広げるとことで自社の宣伝にも繋がるという、ユニークなだけでなくしたたかな広告という意味でも興味深いキャンペーンだと思います。