シンガポールの写真家John Clangさんが取り組んでいる企画は、ウェブカムとプロジェクターを使いSkypeを介して離ればなれになっている家族の集合写真を撮るという試み。
Photoshopで作る合成写真とは根本的に異なるのは、リアルタイムに“つながる”ということ。
そして家族が一つにつながった、まさにその一瞬をとらえた写真というところがこの企画の本質といったところでしょう。
シンガポールでは家族写真を撮ることが習慣的な中、近年、海外で暮らす若者が急増しているという背景を踏まえた、“現代の家族写真のあり方”、というものをテーマに捉えた作品と言えます。
核家族化が進む日本に暮らす我々にとっても、共感を覚える興味深い作品ではないでしょうか。
Source: [ NYTimes.com ]