先ごろFirefox4.0がリリースされましたが、Firefoxユーザーにとってバージョンアップの際にもっとも気になることは、現在使っているアドオンが新しいバージョンでも使用できるかということでしょう。
Firefoxではアドオンがそのバージョンに対応しているか、という互換性のチェック機能が常に働いており、コレに引っかかるとアドオンが自動的に無効状態になるようになっています。
例えば今まで使っていたプロファイル(ユーザー設定)を新しいバージョンのFF上で実行しようとすると、はじめに互換性チェックが始まり互換性のないアドオンが発見されると、それがリストアップされます。
これら互換性の無いアドオンそれぞれに対応するバージョンがアップデートされていないか確認して、もしそれがあった場合にはアップデートバージョンをインストールすることができますが、見つからなかった場合には下のようにそのアドオンは無効状態で使用できなくなります。
また、新規で下位バージョンのアドオンなどをインストールする場合にも互換性チェックが働き「インストールできません云々」のような表示が現われてインストールができなくなっています。
しかし、実際には「互換性がない」のではなく「互換性が保障されていない」あるいは「確認が取れていない」というのが正しく、新しいバージョンにそれをインストールしたとしても支障なく動作することも少なくありません。(注)
そこで、この互換性のチェック機能を停止することで上記のような問題を回避させる簡単な方法があります。
まずはローケーションバーに「about:config」と入力して設定画面を開き、右クリックメニューから新規作成/真偽値をクリック、ダイアログ画面に「extensions.checkCompatibility.4.0」
と入力して、falseを選択します。あとは再起動すると、チェック機能は停止状態になるため互換性のないアドオンも有効状態にさせることが可能です。
チェック機能を再度開始したい場合には上の部分をクリックすれば元に戻ります。
互換性の無いアドオンを強制的にインストールする方法は他にもいくつかありますが、手っ取り早い方法として覚えておいて損はないと思います。