前回のアップデートで変更された項目に「アップデートチェック・サーバーの変更」がありました。
この「アップデートチェック」とは、アバウト画面の自動アップデートチェックを有効にすると起動時に専用サーバーに問い合わせて最新のバージョンを知らせてくれる機能です。
今回、このサーバーが旧サイトのまま放置状態だったものが、Googleのプロジェクトサイト内に移ったということですが、ここで個人的に気になることがありました。
現在ここで提示されているバージョンは0.14.1となっています。
これは勝手な解釈かもしれませんが、まだベータ版の0.14.1を公式に推奨するような振る舞いははいかがなものかと思うのですが、これに関して作者さんと僅かながら意見が交わされました。
結局の所、現在の安定版0.14よりもむしろ0.14.1になるべく乗り換えてもらいたい意図があるようで、安定版とはしていないベータ版の0.14.1でも推奨することに前向きなようです。
これは見解の相違ということなんでしょうが、実際、0.14.1は数々のバグフィックスが施され0.14より安定度が増していることは明らかです。
しかしインストールのディレクトリ構成が大幅に変更されたため、一部のスキンとの互換性がなくなる可能性があることも、また事実です。
私は後者のデメリットを重要視して推奨バージョンの移行は慎重にすべきとの考えを持つ一方で、作者さんはどちらかというと前者のメリットの方を取るといった感じではなかろうかと思います。
良し悪しは別として、少しだけ開発にあたってのポリシーというものが垣間見られたような感じがしました。