BgInfo は様々な情報をデスクトップに表示するプログラムです。
主にWindowsの開発者や管理者向けに、軽量で小回りの利くプログラムを多く公開しているサイトSysinternals.comの中で公開されています。
マイクロソフトに買収されてからはサイトも一新され見やすくなった上、プログラム本体のメンテナンスも頻繁にされるようになったようです。
今回紹介するBgInfoは日本語圏での認知度は低いものの、検索でのヒット数を見る限り海外でのユーザーは決して少なくないことが分かります。
このプログラムは開発者や管理者好みの一見地味なプログラムですが、機能は実にパワフルで、活用の仕方によってはいろいろな用途に使える可能性を秘めています。
デスクトップ上に情報表示するプログラムは多く存在しますが、これらはプログラムがリアルタイムで表示させている訳で、プログラムを終了してしまえば当然表示もされなくなります。
BgInfoの最大のポイントは、情報(テキスト)をビットマップ画像として壁紙に合成し、それを新たな壁紙として適用してしまうところです。プログラムが起動しているのは合成する瞬間だけなので、それ以外リソースは一切消費しません。
さて、前置きはこれぐらいにして、基本的な操作方法について概要を説明します。
なお、以下の説明には含まれない項目や機能もあるので、別途HELPを参照してください。
ダウンロードした後、アーカイブを解凍するとプログラム本体が現れます。インストーラーはありませんので、プログラムフォルダなどに置いてプログラムを実行します。初回のみライセンスに関する確認ダイアログが現れた後、設定画面が現れます。
この時、右上のカウントダウン表示されるボタンをクリックしないと、10秒後に終了するようになっているのでクリックします。
左側は編集画面で、ワードパッドとほぼ同じ操作感で文字列入力ができます。ここに入力した内容がデスクトップ上に反映されるわけです。
コロン以前はただのラベルなのであってもなくてもかまいませんし、自由な文字列が入力できます。文字は一文字単位でフォント名、大きさ、字体、色が指定でき、インデントの位置や向きも指定することができます。<>の中の文字列が実際の情報の変数にあたり、右側 [Fields] 欄から挿入して使います。
[New] ボタンをクリックして追加するユーザー定義に名前を付けます。(使用できない文字があるので注意)追加するタイプを選んで [ Browse ] をクリックすると、各選択ダイアログが出るので目的のものを指定します。
;*********************************************************** ;run_BgInfo ;*********************************************************** [Variables] CURRENT="C:\Program Files\BgInfo\" REFRESH=3600 ;=========================================================== [MeasureVBS] Measure=Calc Formula=Counter % #REFRESH# IfAboveValue=1 IfAboveAction=!execute ["#CURRENT#BgInfo.exe" /Timer:0] [MeterDummy] Meter=STRING
このコード(スキン)を使用するには、 Ranimeter のスキンフォルダに適当な名前を付けて「.ini 」ファイルで保存してください。 CURRENT でプログラムのパスを、REFRESH で更新間隔(秒)を設定できます。 また、このスキンを適用した状態で Rainmeter をスタートアップに登録しておけば便利でしょう。
※ Rainmeter の基本的な操作が分からない方はこちらのページは参考に。
xmlFile = "http://www3.asahi.com/rss/index.rdf" Set xmlDoc = CreateObject("Microsoft.XMLDOM") xmlDoc.async = False returnCode = xmlDoc.Load(xmlFile) If returnCode = False Then MsgBox("読み込みエラー") WScript.Quit() End If Set titleNodes = xmlDoc.selectNodes("//item/title") line = "" itemNumber = 10 For i = 0 To itemNumber line = line & titleNodes(i).text & vbCrLf Next Echo(line)
使用方法は、このコードをコピーして適当な名前を付けて「?.vbs 」と保存してください。次にBgInfo画面の [ Costum ] >> [ New ] と 進み Define New Field から適当な定義名を付けてから VB Script を選び、先ほど保存したスクリプトファイルを指定します。次に、最初の画面の [ fields ] 欄に戻ると、ユーザー定義が追加されているので、それを編集画面側に挿入して完了です。
なお、ごく標準的な RSS からタイトル(見出し)を表示する用途で使用する分には、このコードで表示可能だと思います。1行目 xmlFile で RSS の URL を指定し、 12行目 itemNumber でタイトル(見出し)数を指定します。
※ 実際の数より多いタイトル数を指定するとエラーになるので注意してください。
[ 追記 ]
2006/12/08 スクリプト追加