2012 . 09 . 21

ダイナミックなアウトフォーカスの使い方が斬新なTilt-Shiftの映像作品

数年前『Tilt-Shift』の写真が人気を集めて以来、映像の世界でもこの技法を使ったクリエイティブな作品が多く出回るようになりました。

この分野で非常にクオリティーの高い作品を数々公開されているKeith Loutitさんの新作は、従来のものとはちょっと異なるおもしろい試みの作品です。

“Tilt-Shift=ミニチュア効果”といったイメージがあり、今までの作品はそのクオリティーに磨きをかけることに終始しており、以前紹介したThe City of Sambaなどはまさにその極みといったものでしたが、今回の作品はリアリティーには拘らず流れのあるダイナミックなアウトフォーカス(ボケ)を活用することで、斬新でよりアート色の強いものに仕上がっており、この種の映像作品としては新たな一歩を踏み出した感のある野心的な作品だと思います。

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The Lion City