メディアセンターソフトとしてベータ版リリースされていた「Elisa Media Center」が、この度デザインを一新して「Moovida」として新たにリリースされました。
メディアセンターとは「Windows Media Center」に代表される総合エンターテイメントソフトウェアで、各種メディアコンテンツを画面全体に表示して、コントロール系統もよりグラフィカルなインターフェイスを持っているのが特徴です。
このMoovidaもその一つで、オープンソースで開発されていてクールで洗練されたインターフェイスとプラグインなどの自由な拡張性が印象的なソフトです。
ソフトを起動すると上のメイン画面が画面全体に現われ、ここからそれぞれのメニューにナビゲートできます。
「Music>Library」では一覧がリスト表示されます。
それぞれをクリックすると、アーティストのトラック情報などが表示されます。また、画像は可能な場合は自動で取得して表示されるようです。
「Movies」も同様で、こちらは「i」をクリックするとムービーのインフォメーションが表示され、タイトルから自動で検索して取り込めるようになっています
「Picture」はサムネイル画像が一覧表示されクリックすると、その画像が開くと同時にスライドショーが始まります。
さて、これらすべてローカルのメディアコンテンツで、ソフトインストール時にマイドキュメントを中心にスキャンして各ライブラリに自動的にセットされますが、マイドキュメントだけのコンテンツを置いているとは限らないわけで、そのような場合にはライブラリに追加するディレクトリを指定してやります。
「Devices & Shares」の「This Computer」でディレクトリを選択してMusic, Movies, Picture, のいずれかのライブラリを選んで追加という具合です。
ここまではローカルコンテンツの話でしたが、面白いのはやはりインターネットからのコンテンツでしょう。
VideoではYouTubeが、ImagesではFlickrが、RadioではShoutcastが、MusicではGroovesharkが、それぞれ上のようなインターフェイス上でシームレスに利用することが可能です。
ちなみにGroovesharkはネット上から音楽を検索して再生するサイトで、MoovidaからSearchでアーティストや曲名を入れれば結果が表示され、そのままGroovesharkをMoovida上で利用できるわけです。
さらにウェブコンテンツは上のサイトだけにとどまらず、プラグインとして続々リリースされ、それを自由に追加していけるのが特徴です。
例えば下はデザインリソースサイト大手のdeviantARTのプラグインで、写真やデジタルアートなどの画像コンテンツが表示できるようになります。
お気に入りの音楽を再生させながら、こういったさまざまな画像をスライドショーで眺めるのは実に快適です。
まだまだ発展途中という部分も見られますが、今後ますます需要が見込める分野のソフトだけに、今後も期待したいところ。
最近の低価格PCにこれをインストールして、完全にメディアパソコン化してしまうという使い方もできそうです。